一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
「ちょっ……、先輩っ!?ほ、本気っ…?」
「冗談だと思ってた?」
「っ……、そんな顔しないでくださいっ…!私が悪いことしてるみたいじゃないですかぁっ……!!」
心外……いや、ショック…というような感情をそのまま出す先輩。
そんな顔されても……そんなの無理っ……!
今の状況を説明すると、ベットで押し倒されて、
制服のシャツのボタンを外されそうになっているところ。
「…ん、リボン邪魔。」
「……っ、」
プチっと外して、リボンをくわえわたしにリボンを見せる先輩。
体に乗っかられてるような体制だから先輩の顔が暗く見えて。
赤い目が狼みたいに光ってる。
別人に、見える。
「…ん、なんか言いたいことあるなら良いなよ。」
「あ……う……っ」