一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。


「先輩っ……も、むりぃっ……恥ずかしい……っ!」



「ん、ダイジョーブダイジョーブ。」



そう言いながらプチっとボタンを外す先輩。


逃げることもできないしっ……、



次胸のとこ見えちゃ……っ




「っ〜〜!!やぁ、っ先輩っ〜〜…っ!」



「ん、俺やなの?」



ボタンを直前で止められ、私の目を見てくる先輩。



「やっ……、」「じゃ、…別れたい?」



「へっ……?」


「ん、もう一度?俺のことやなら別れる?」


「それは違うもんっ……!!」「だって俺がや、って言ったじゃん」



せ、先輩っ、いま口角ちょっと上がったっ…!!



わざとだっ……



「先輩、いじわる〜っ……」


「それは前から知ってるじゃん。今更?」



ううっ………、それは確かに?



「はいはい、じゃボタン外すのはやめてあげる。」



< 147 / 246 >

この作品をシェア

pagetop