一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
「せ、先輩っ……!おまたせしましたっ」
「…ん、おはよ、千代華」
わぁ……っ、先輩かっこいいっ…
先輩は心配だからといって、駅前に集合するはずが迎えに来てくれたのだ。
そ、そんな弱くない…よ?私護身術習ってたし…けど……あの、きかなくて
「いつも可愛いけど……メイクしてる?」
「…!!は、はいっ!上手くないのでちょっとですけど……」
先輩に似合う女性になりたくて、メイクをちょこっとだけ始めた。
よく分からないからとりあえずプチプラコスメを最低限だけど
「じゃ、いこ。」「はいっ…!」
さりげなく手を絡めて、恋人繋ぎをしてくれるの……好き、だなぁ……
「……なーに、そんな見つめて。キス待ち?」
「……へっ?」
キス…!?ここで…!?