一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
「ち、違いま……っ、」


先輩はそんな声もつゆしらず、
軽くキスをして唇をぺろっと舐めた。



「……っ、……う、」


「んー…あま、」



「……あ、ぅ……甘い……って、」



誰かに見られてたらどうするのっ……、、



「……だいじょーぶ、俺が千代華のキス後のかわいー顔見せるわけないもん」



「………?」

どーゆう事……?ま、いっかと呟いてから私の方を見る。

「てか、これ……グロス?なんか味する」



「………?わ、わかんないです…、お母さんに家出る直前に付けられて……、あっ
ポーチの中に入れられたかもっ…」



私はすぐポーチを取りだし、付けられたもののパッケージを探した。


私のコスメは全部無地だけど、入れられたやつはチェック柄が入ってたはずっ……!


あ、あっ…た、


けど

「…………、」


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