一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
「…………えっ、いや、ちょまっ……!」



そう言っていると、会長さんが隣にすわり、
運転手と見られる執事みたいな人がバタンと
扉を閉めた。




「………っ、人が嫌がるの見て楽しんでます?」




「………ん?」「………っ、」




私が強気に出た言葉を会長さんは少し置いたあと私に冷たい視線を送った。



思わず広い座席を用いて、後ろの方へ後ずさる。





だけど手を捕まれ阻止される。





…………こわっ





「……逃げちゃダメ、でしょ?」



会長さんが言う言葉には色っぽさがあって
と言うか………





お子ちゃまの私には早いよっ………!



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