一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
け、結婚……ってこと…っ、??



いやいやいやいや、この話はもう終わり終わり。



そんな………先のこと。




「………わかんないよ、」



先輩の隣にはちがう女性がいるかもしれないし、私の隣は違う人かもしれない…


っ、ダメダメ!とりあえず今の私の隣は先輩なんだからっ、



「……千代華?いくよ」「……っ、はい!」


お母さん達にこんな顔見せられないっ



笑顔笑顔っ、



「えーと、このビルの最上階にある和食屋さんらしいですっ」「ん、おっけ」



ビルの案内図を見ながら私の頭を撫でる。


くすぐったい……



「あ、エレベーターきた。乗るよ」


「はいっ」



多分お母さん達もう来てるよね……!


「わ……っ、おしゃれだー……」


「完全個室らしいけど何番だって?」



「あ、12番室です…!」


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