一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
高級そうな和紙で貼られた障子を、
恐る恐る開ける。
「失礼します……」
そこには既に6人が座っていた。
「お、遅れてすみませ「「ちょーーかわいいっ……!!きゃぁぁあ…!!」」
「………へ?」
「うるせ」
綺麗な女性と美人な女の子が、私の方に近づいてくる。
「あなたが湊の彼女で、莉子の娘ねっ…!湊に聞いてたのより遥上の可愛さだっっ……!!」
「え、えと……ありがとうござ?「おにーちゃんの彼女ちょーーかわいいっ…!!お兄ちゃんずるいよぉぉ!!」
え、えと……??
「母さん、菜奈落ち着け、千代華が驚いてる」
「ごめんなさいね…千代華ちゃん」
「ご、ごめんなさい…、、」
綺麗に微笑む女性がきっと先輩のお母さんだ。
すっごい若いなぁ……