一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
で、このロングヘアを巻いてる女の子が
妹さんだよねっ…!!


「初めまして…、湊の母 四月一日冬花です。湊がお世話になってるわ」



「初めまして〜っ千代華さんっ。わたしは湊の妹 四月一日 菜奈ですっ!千代華さんの一個年下です!!」



「は、初めまして……っ、羽瀬来 千代華です…、湊くんとお付き合いさせて頂いてます……っ」


ふ、フレンドリーな人で良かった……っ



「おっと、俺もか。はじめまして、湊の父の四月一日 雪です。よろしくね」



「よろしくお願いしますっ……!」


わぁ、先輩はものすごくお父さん似なんだなぁ……、笑った顔が良く似てる。


「……」「わっ…?先輩?」


先輩の手が私の視線をさえぎった。

「父さんじゃなくて俺だけを見てて」


「……?」

「はは、家族にも嫉妬か?お前俺に似たなぁ、」


「似すぎて、千代華が心配になるの」


「俺には愛する"妻"がいるんで」



「見てらんないよ、お兄ちゃんたち」


「辞めて……雪くん」


「???」


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