一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
「とにかくおろして……っ」
「はいはい……」
ゆっくりおろされ、立つ。
とその先には、
小鳥遊…くんだ、
「………あ、、……っと、」
「………」
「先輩小鳥遊くんとちょっと……話したい。」
「………、5分だけだよ」
「ありがとう……っ、
小鳥遊くん…、ちょっと話したいっ」
「……おう。」
そう言い、先輩からちょっと離れた、中庭で話し始めた。
★★★
「小鳥遊く「多分一目惚れ。教室に行った時かな。」
「……、」
「人の心がほぼない塩対応の会長が、千代華を堕ちさせるのが嫌だって思った。渡したくないって……思った」
力のない笑いを顔に浮かべる小鳥遊くん。
「で、少しでも近づけるように…、好感度をあげるために、相談に乗った。」
「………」