一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
「………?なんで…?」
「それは、千代華が……色気を大量に放出してるからっ…て、あーもう。」
よくわかんないけど、明日の朝まで先輩といっしょ?
うれしいっ、
「てことで今のうちにお風呂入ろ」
「おふろ?」
「そ、お風呂。そこの部屋に湯船あるから使っておいで。」
「………、せんぱいといっしょにいたい…」
「……っ、だめ。お風呂、行ってきて」
「……先輩といっしょに、いる」
「………あー、もうわかった一緒に入る?」
髪をかきあげながらそういった先輩は、色気が半端なんて。
酔いなんてぶわって飛んでった。ような感じがした。
「…………っ、……う、」
「ほら、恥ずかしいんでしょ。入ってきな。」
「……っ、は、はぁい、」
わたしは脱衣所に走りドアをバタンと閉めて、座り込んだ。