一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
…………



「………っ、う………」




頭がクラクラする……、酔いのことがあってのぼせるのが早かったのか、も。



「あーー、……ほら冷たい水飲んで」



「……ありが、とごさ……います。」



「……んー、寝てな。そしたら酔いさめるよ。」


「……ん、わかっ…た、」


「じゃ、俺風呂入ってくる」


「……ふぁい、、」


わたしは1人の部屋で、水をコクンッと飲んだ。


「…っぷはぁ、」



美味しい……



わ、眠っちゃいそ……う、



先輩のこと……待って、いたかったのに……



そうやってわたしは軽く眠りについた。



☆☆☆


「……千代華、ねた?」




「…………ん、せんぱい…?」



「あ、起こした?ごめん」


わたしは頭を撫でられる。



「先輩っ………、えへへ……」



「……ものすごいデレ。いつもこんなの言わないのに。………かわい。」



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