一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
「………っ、先輩、キス、したい…っ」
「……っ、、わかった。」
そう返事してくれたけど、ふってこない先輩の熱い唇。
そしたら急に指が唇をなぞってから口に入ってきて、
「………ふ、ぁ……?」
「……はー、かわい、、」
「……せんは……いっ、きす、した…ふぁ」
「………意地悪しちゃった。わかったキスね。」
そう言って指を抜いてくれる。
先輩は指をぺろっと舐めてから私の唇に自分の唇を押し付ける。
「ん……っ、ん……、んん……」
熱くて溶けちゃいそうな、キス。
またお腹にずんと熱が持った気がする。
すぐにはパッと弾けず、とじこもる感覚。
「………はぁ、あっつい」
お風呂上がりの少し濡れてる髪の雫が、ポタッと私の頬に落ちる。