一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
「……っすきぃ、」


「…ん、俺も」


ちょっと離れた時にだす、

吐息が、濡れた視線が、絡めてくる手が


好きだ。全部、好き。



「目、瞑らない。ちゃんと俺みて」


「…っふ……ぁ、」


息、足りない…よ、




「…ん、みなと……っ、」


「…っ、あ、ごめんごめん。」

「…っは〜…っ、はー…っ、」

一気に、吸ったら咳き込みそう。


キスの後は、先輩は背中をさすってくれる。

久しぶりの感覚に、泣きそう。




「……、はい、これ。」


「…え?」


見せられたのは、私のお母さんのトーク画面。


「こ、れ」


「そう。俺がみられなかった小学生の頃の写真。送ってもらった。」


「……っ、」「これで、元気もらえるので」


だから、よくメール開いて、、たの?



「美園…は、警告だよ、警告。」


「けいこ、く?」


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