一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
部屋に戻ると、千代華と花サンが夢中で話していた。


「花さんっ、香り変わったっ!?」


「ふふ、そうです。入れ方だけでも香りが変わるんですよ。」


「へぇ〜……、私これ好きですっ」



「そうですか!では、これからはこちらの紅茶を用意させていただきますね。」


「ええ!ありがとうございます!!ち、ちなみになんて言う……紅茶で、、」


「ディンブラベースのアールグレイです。」


「でぃ、んぶら?アールグレイなんですね…っ!今度買ってみます!!」


「ふふ、良かったです気に入って貰えて。」


微笑ましい姿。思わず笑みがこぼれて、目を細める。


千代華がソーサーにカップをおいた時、
俺は声をかけた。



「ん、千代華終わったよ」


「あ、先輩…っ、花さんが紅茶について教えてくれてたんです…っ!」



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