一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
こんな態度に差があるんですか……



「あぁ、小鳥遊。俺の部屋には必要以上入らないでくれ。」




「承知致しました。」



「…………あの、会長サン?」




「……ん?なぁに」



うっ………そんな子犬系の笑顔で見ないでっ………、





でもこれもきっと裏がある気が………怖い…






「な、、なんでもないですっ……」




「そ?ならよかった。」





頭を撫でるのが癖なんでしょうか……



この人。




「よし、じゃあ俺の部屋、行こっか」






「は、はいぃ……っ、」




「ふは…、めっちゃ緊張してんじゃん。、」




ちょっと笑ってから私の手を引っ張る。




さりげなく鼻歌を歌いながら。



紛れなく無意識にしてるからちょっとそれは可愛いなと思った。





☆☆☆




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