一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
「…目腫れてんじゃん。」
「…見ないで」
ふっと笑って私を持ち上げる。
「ひゃ…っ、…へへ、」
「………」
……悲しそうに笑わないで、
明日から湊くんがいなくなる。
その事実を分からせられる気がして、
「湊くん、あ、いしてます。」
好きとかじゃ足りないの。
「…ん、俺も」
「ちゃ、ちゃんと言ってくれなきゃやです…っ」
明後日の分も明明後日の分も全部ちゃんと言ってくれなきゃやだです…っ
「…っ、」
「明後日っ…、、隣で好きって言ってくれる湊くんは、いないんです。」
「…そうだね。」
「キスも、ハグも…っ、、恋人繋ぎも、
なくて…っ、」
「……うん。」
「先輩のこと好きすぎて…っ、
足りないんです……っ、」
「…………、俺も、
もう、無理。」
甘くて触れるだけのキス。
「……っ…ん…」
何回も続けられて、軽いキスなはずなのに
息が足りなくて、息切れする。
「…っはぁ、…っん、」