一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
初めて会ってから、4、5回くらいたった。

今日も俺の妹千代華が、悲しそうに笑いながら。遊びに行く。


どうやらいつも遊んでくれる人が来ないらしい。
今日も、俺は、遊ぶのを断った。

そして、俺は湊が来ると言っていた、パーティに向かう。

だが、来ない。いつまでも来ない。

母が血相を変えて、ドレスで走っていた。
それだけ、焦ってたってことだ。


「千代華が…、千代華が、事故にあったって……」

俺も、顔が青ざめた。


俺がいたらこんなことにはならなかったのか?って、
…いつも遊んでいる人をちょっと恨んだ。


病院に急いで向かう。

手当は終わっているらしく、病室に向かった。


俺は驚く。



頭に包帯をした湊の姿が、千代華の病室前で見たからだった。



「…み、みなと…?なんでおまえ、…」


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