一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
「み、みなとせんぱっ……、」
低いハスキーボイスが上から降ってくる。
私の前にいる女の子たちはみんな赤面で
フリーズ。
「おはよ。千代華。」
そう言う先輩は眠そうに軽くあくびをする。
「お、おは、おはようございますっ。」
私が噛みながらも返事を返すと、後ろからぎゅっと抱き締めてきた。
肩に顎をのせられる。
「んー、千代華…ほじゅー……」
先輩何ふざけてっ………!!
抱きつかないでっ………!!
「せんぱ、いっ、……みんなの前でやめてくださいっ…」
「………、見せつけだよ。牽制ー。」
「どーゆーことですかっ……!!」