一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
「簡単に言うと、虫除け?」




「いや、抱きついたところで虫はいなく無くなりませんよっ……!」






「んー、ちょっと意味違う。」



「どうゆうことぉ………っ、」





さっきからみんなにガン見されてんの
分かってないよっ、先輩。





恥ずかしさのあまり、顔が熱を持ち始めて赤くなっていく。




「かいちょーさん、そろそろ千代華話してもらっていいですか、」




朝日くんがグイッと私を強い力で引っ張り
先輩を私から引き剥がした。




「えっと…………」




た、助かった………?



「なんで?俺の彼女だから」




「千代華、顔赤くなってんのみんなに見られて困ってます。彼氏のくせにそんなのもわかんねぇのか。」




「…………ふーん。」




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