一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
「こーら、逃げちゃダメでしょ、」
ぎゅっと手首を掴まれる。
力の差がありすぎて拒否できない。
「やっ……、はなし、て。」
「ほら、おいで」
「………っ、」
否定しても、多分この人からは逃げられない。
私はそうして促されるまま近づく。
さっきのもう一度してくれるかな……、
とかとりとめなく考えながら。
……っ、私はしたないっ………(個人の会見)
怖いくらい自分が変わる。
たった2日で先輩に堕ちてってる……
結局拒否出来ずに先輩の胡座のかいているところの真ん中に腰を下ろした。