一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
私の髪も風に吹かれて広がる。



風強いなー………ちょっとウザったい……




わぁ……っ、空きれー!




青い空にわたあめみたいな雲と、真っ直ぐ伸びる飛行機雲。








スマホで撮ろうとしたら、5時近い。




「帰ろうかな………」




机の教材を片付ける。




……えーっと、よし!忘れ物なし!帰ろう!




「千代華………いる?」「…………え、」





聞き覚えのある声。





この声……は、、




「生徒会長さん?どうして……」





扉の方をむくとあの日以来の人の姿。




「あの、………千代華は私ですけど何か……?」




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