一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
お、戻った


「ちよかちゃん……どうしたらいいと思う?」


「うーん……、部屋に運んで休ませるべきだと思う!」


「だよね……、」


でも優ちゃんのスウェットを掴む手の力が緩むことはなく……、


うーん……取れない。私がおんぶしようと思ったんだけど。



…………いやまてよ?もっといい方法があるじゃないか!!



「芝くん…、何やってもこれ多分無理だからさ…芝くん優ちゃん抱っこして運んでくれないかなっ…?」 



「…………え、」


「お願いします……!」



「……………………うん。」



何か覚悟を決めたかのようにする芝くんは、
軽々と優ちゃんを持ち上げた。



あら、すごい。

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