一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
優ちゃん……ちゃんと写真後で見せるね…
撮ってとおいたから……
そんなことを頭にうかべながら、隣の部屋の休憩室へ
運ぶ芝くんについて行った。
☆☆☆
「芝くん、これ氷枕と、水と、体温計!!持ってきたー!!それでなんだけど………、その優ちゃんのこと頼める?」
「え…?」
「そのー私、大浴場にちょっと忘れ物しちゃって……、戻んなきゃ……!!」
「俺も着いてくー、千代華。」
「あー、じゃ、先生に伝えに行ってくれる?さっき言うの忘れちゃって」
「ん、おっけー」
「じゃ、芝くん、お願いできますか……??」
「あーー……うん、任せて!」
「ありがとう…!なるべく早く帰ってくるね…!」
私は朝日くんの腕を掴み、そそくさと休憩室を出る。