一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
「眞白って………その、好きなやついんの?」




「………ぷっ」


「何笑ってんだよ……」


「いやー、真面目に恋バナしてるのちょっと笑えちゃって……あははっ……」




「…………ꐦ……で答えは?」



「もー……だいじょぶだよ、上手く行けば、ふたりのいい知らせがきけるからっ」



「…………つまり、」




「そーゆー事よ。さっき長くお風呂入ってたのは、
その話をしてたの、恋バナ、恋バナ。」



「………そっか、」



朝日くんは控えめに、でも嬉しそうに微笑む。



「いい知らせが聞けるといーね…!」


「まぁ、でも、浩介地味にヘタレだからなぁ……」



「酷くない、芝くん優しいよ。ドジで転んでみんな呆れてたのに、芝くん。気をつけてね、大丈夫?って
言ってくれたんだからー!」




「……、大丈夫か?」




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