一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
「ごめんっ浩介くんっ」


優ちゃんは私から離れて、浩介くんを抱きしめる。



「浩介、呼び捨てはやー」
棒読みでいってるけど、朝日くん顔めっちゃ緩んでるよー?


「…、千代華ちゃん、ありがと。」


「ふふっ、いえいえ、」


「おーい、俺はー?」


「?」



優ちゃんすっごい笑顔。


良かったぁ………っ、



「ねー、聖は?あんたらも2人きりだったでしょー」



「あー……告白して、アタック中。」


「!!!まじ!?告ったの!」「おうっ」


え?え?な、にっ……



朝日くんが腰に手を回して体を寄せる。



ちょ、朝日くんってば……!!


「覚悟しとけ、千代華。」



「えっ……あ、ぅ…無理っ……」



「あー……、甘々な聖みてらんない……、
会議始め「ううううう、うん!!」



「千代華ちゃんどもりすぎだよ、」


そうして1日目が終わった。




ーーー

一方お留守番の生徒会長。



「あ゛ー、イラつく…」


『まぁまぁ、』

「聖?だっけ、なんなのそいつ」



『まぁ、確実に好きなんでしょうね、千代華のことが』


「……あ?なに、普通に呼び捨てしてんの?」


『………、別に』


四月一日湊は、千代華の状況報告として小鳥遊と電話していた。


『あ、かいちょー』



「………なに?もう切るけど」

『俺好きになっちゃいました。』


「………は?」


『その、聖ってやつと同じように全力で奪いに行き』



機械音が無駄に広い部屋に響く。


「最悪だ……、」



そう言って四月一日湊は、重いため息をつき頭を抱えた。




ーーー


ミントの刺激long story

第二章


fin



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