シュクルリーより甘い溺愛宣言 ~その身に愛の結晶を宿したパティシエールは財閥御曹司の盲愛から逃れられない~
「ふふ、嬉しいわね。レジ打ちのお仕事も、結構楽しかったのだけれど」
パートタイムの従業員に混ざって楽しそうに働いていた母を思い出す。
けれど、今の母の笑顔を見て思う。
母はやっぱり、幾美家で働いていたかったのだ。
「お母さん、ごめんね……」
ぽつりとこぼしたけれど、母は「ううん」と首を振る。
「やっぱりあなたは希望と幸せの子。こんなに愛されて、幸せね」
「うん……」
周りの人を、振り回すだけ振り回した。
にも関わらず、慧悟さんは『それは違う』と言ってくれた。母は黙って、私の選択を尊重してくれた。
そんなに優しい家族に、恋人に恵まれていると、この先の不安な未来も明るい希望に思えてくるから不思議だ。
「じゃあ希幸、行こうか」
荷物を車に運び終え、慧悟さんが私を抱き上げる。
「娘を、よろしくお願いいたします」
母が頭を下げた。
パートタイムの従業員に混ざって楽しそうに働いていた母を思い出す。
けれど、今の母の笑顔を見て思う。
母はやっぱり、幾美家で働いていたかったのだ。
「お母さん、ごめんね……」
ぽつりとこぼしたけれど、母は「ううん」と首を振る。
「やっぱりあなたは希望と幸せの子。こんなに愛されて、幸せね」
「うん……」
周りの人を、振り回すだけ振り回した。
にも関わらず、慧悟さんは『それは違う』と言ってくれた。母は黙って、私の選択を尊重してくれた。
そんなに優しい家族に、恋人に恵まれていると、この先の不安な未来も明るい希望に思えてくるから不思議だ。
「じゃあ希幸、行こうか」
荷物を車に運び終え、慧悟さんが私を抱き上げる。
「娘を、よろしくお願いいたします」
母が頭を下げた。