強面騎士団長に離婚を申し出たら、私を離したくないってソレ本当ですか!? ~転生聖女は推しをヒロインルートに戻したい~
現在、屋敷にいる護衛騎士はレックスさんを含めて三人。ここに来るまでにその姿は見えなかったけど、屋敷内を巡回しているはずだ。声さえ届けば、すぐに来てくれるはず。
私が意を決し大声を出そうとした瞬間、アンディノールにガバッと口を塞がれた。
「ッ!?」
一見細身に見えるのにアンディノールも男で、覆い被さって抑え込まれてしまうと身動きが取れない。
……ヤバい。
一気に恐怖で身が縮む。
私を見下ろすアンディノールの目が、獲物を見つけた肉食獣みたいにギラリと光る。
「あんたの匂いが染み込んだそれをおかずに何度も何度もシながらさ、ふと思ったんだ。本物のあんたはどれだけいい匂いがするんだろうって」
アンディノールが自分の体重で私を座面に押さえつけたまま、口を塞ぐのと逆の手をドレスの襟もとに伸ばす。
──ビィイイッ。
絹を裂く高く鋭い音が響く。ふわりと胸もとが緩み、肌に感じる外気の冷たさに震えた。
「っ!!」
私が意を決し大声を出そうとした瞬間、アンディノールにガバッと口を塞がれた。
「ッ!?」
一見細身に見えるのにアンディノールも男で、覆い被さって抑え込まれてしまうと身動きが取れない。
……ヤバい。
一気に恐怖で身が縮む。
私を見下ろすアンディノールの目が、獲物を見つけた肉食獣みたいにギラリと光る。
「あんたの匂いが染み込んだそれをおかずに何度も何度もシながらさ、ふと思ったんだ。本物のあんたはどれだけいい匂いがするんだろうって」
アンディノールが自分の体重で私を座面に押さえつけたまま、口を塞ぐのと逆の手をドレスの襟もとに伸ばす。
──ビィイイッ。
絹を裂く高く鋭い音が響く。ふわりと胸もとが緩み、肌に感じる外気の冷たさに震えた。
「っ!!」