強面騎士団長に離婚を申し出たら、私を離したくないってソレ本当ですか!? ~転生聖女は推しをヒロインルートに戻したい~
私たちの寝室は扉一枚隔てて隣合っていたが、これまで一度としてその扉が開かれたことはなかった。その扉が初めて彼の手で開かれた。そうして彼は寝台の端に腰掛けた私を認めるや、きつく抱きしめて熱い口付けをしかけてきた。
「……んっ、ラインフェルド様」
彼は独占欲を隠さない。そのことが照れくさくも嬉しくて、私は必死になって彼に応えた。
「フェリシア……、愛している。もう二度と離さない」
柔らかさを味わうようにしっとりと重ねられた唇は、何度も角度を変えながら、段々と繋がりを深くしていく。
呼吸ごと奪うような口付けに、あっという間に息があがる。熱に浮かされたみたいに、心と体がふわふわした。縋る物を求め、彼の首に回した手にキュッと力を篭める。
「あ、ごめ……っ」
肌に爪を立ててしまったのに気づき、慌てて手を引っ込めようとしたら、手首を掴んで止められた。
「フッ、気にしなくていい。そのくらい痛くもなんともない、可愛いだけだ」
「……んっ、ラインフェルド様」
彼は独占欲を隠さない。そのことが照れくさくも嬉しくて、私は必死になって彼に応えた。
「フェリシア……、愛している。もう二度と離さない」
柔らかさを味わうようにしっとりと重ねられた唇は、何度も角度を変えながら、段々と繋がりを深くしていく。
呼吸ごと奪うような口付けに、あっという間に息があがる。熱に浮かされたみたいに、心と体がふわふわした。縋る物を求め、彼の首に回した手にキュッと力を篭める。
「あ、ごめ……っ」
肌に爪を立ててしまったのに気づき、慌てて手を引っ込めようとしたら、手首を掴んで止められた。
「フッ、気にしなくていい。そのくらい痛くもなんともない、可愛いだけだ」