強面騎士団長に離婚を申し出たら、私を離したくないってソレ本当ですか!? ~転生聖女は推しをヒロインルートに戻したい~
ニコニコと俺に問うフェリシアが、妖精のごとく愛らしい。
「あぁ、美酒にも勝るとも劣らない味わいだ」
「え! そんなにですか?」
パチパチと目を瞬く無邪気な妖精に、スッと腕を伸ばす。彼女の肩を抱き寄せるのと同時に、反対の手に持ったコップをもう一度口に運ぶ。
「疑うなら君も確かめてみるといい」
「えっ?」
ぽかんと俺を見上げるフェリシアのサクランボの色の唇に、そっと俺の唇を合わせ、含んでいたオレンジジュースを口移す。
「っ!!」
俺が口付けを解いて離れていくと、彼女は目を真ん丸にしながらコクンと喉を鳴らして嚥下する。そうしてひと呼吸置いた後、真っ赤に染まった頬で上目遣いに俺を見た。
ウッ!! その可愛らしさといったら、いっそ暴力的なほど。だが、彼女から受ける暴力なら、いつ何時であろうとも喜んで受け止めたい。
「どうだ? 美味いだろう?」
俺が問えば、彼女は目を潤ませてキッと俺をねめつけた。
「あぁ、美酒にも勝るとも劣らない味わいだ」
「え! そんなにですか?」
パチパチと目を瞬く無邪気な妖精に、スッと腕を伸ばす。彼女の肩を抱き寄せるのと同時に、反対の手に持ったコップをもう一度口に運ぶ。
「疑うなら君も確かめてみるといい」
「えっ?」
ぽかんと俺を見上げるフェリシアのサクランボの色の唇に、そっと俺の唇を合わせ、含んでいたオレンジジュースを口移す。
「っ!!」
俺が口付けを解いて離れていくと、彼女は目を真ん丸にしながらコクンと喉を鳴らして嚥下する。そうしてひと呼吸置いた後、真っ赤に染まった頬で上目遣いに俺を見た。
ウッ!! その可愛らしさといったら、いっそ暴力的なほど。だが、彼女から受ける暴力なら、いつ何時であろうとも喜んで受け止めたい。
「どうだ? 美味いだろう?」
俺が問えば、彼女は目を潤ませてキッと俺をねめつけた。