蒼い情熱が導く、あなたの極上な愛に酔いしれたら

「やめないでー…お願い」

「いいの?」

「私は大丈夫だから」

「これ以上進むのなら、もう途中で止めないよ?」

「は、い…」


“初めて”の相手なんて、きっと面倒で重いに違いない。

でも、あなたがいい。

そんな想いで見つめると、彼は私の髪の毛をすくって耳にかけ、


「忘れられない旅にしてやるよ」


優しく耳元で囁いてくれた。


「あっ…!」

「力を抜いて、俺に委ねて」

「あぁ…っ、んん…」

「自分の指は噛むのはダメだよ。俺の背中に思い切り、爪を立てればいい」


押し寄せる、快楽の波。

甘い痛みに溺れそうで、彼の背中に手を回す。

窓から見える星空の瞬きが、魔法の粉の様にまだ私に覚めない夢を与えてくれる。

初めて快楽で果てても、彼はまだ私の身体を火照らせる。
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