蒼い情熱が導く、あなたの極上な愛に酔いしれたら

着替えをすませて、一人で駐車場へと向かう。

一緒に帰りたかったな…

幸せな花嫁の予行練習みたいで、その余韻のまま帰宅したかった…なんて、贅沢すぎるよね。

やっぱり一緒に帰ろう、って連絡が来ないかな…

そんな微かな期待で、わざと遠いルートを通ってみる。エレベーターを使わずに階段で降りていく。

って、何やってんだろう…私…

フーッ、と、

溜め息を一つ。
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