年上幼馴染の一途な執着愛
「わたしはおにーちゃんに待っててって言われてるから待ってるの! おにーちゃんがいっしょに行こうって言ったんだもん! いつものおにーちゃんのお友だちはいやなかおはするけど、そんなひどいことは言わないよ! 人がいやがることは言っちゃいけないんだよ!? おにーちゃんのお友だちってことは、四年生でしょ!? そんなこともしらないの!?」
「なっ……」
「ひどいよ! わたし、ガキじゃないもん! チビじゃないもん! ユーヒって名前あるもん! しんちょーも、ちょっとみんなより小さいだけだもん。一年生でいちばん小さいけど、いちばんまえだけど……でもチビじゃないもん……」
「お、おい……」
私はその頃、成長ホルモンの関係で身長があまり伸びずに周りより背が小さいことを気にしていた。
背の順でも常に一番前だったから、よくチビだと言われていて幼いながらにそれがすごく嫌だった。
それを初対面のお兄ちゃんの友達に馬鹿にされ、クソチビだなんて酷い言い方をされて。
きっかけなんて些細なことだ。
それが引き金のように、今まで積み重なってきた学校に馴染めないことへの寂しさや不安、怖さみたいなものが一気にのしかかってきてしまい、今までどうにか保っていた心の糸が切れてしまったのだろう。
私は感情のままに、泣き叫ぶように日向を責めたんだ。
酷い。好きで小さいわけじゃないのに。私だって友達ほしい。一人は寂しい。
多分、そんな気持ちをぶつけたと思う。
途中から本当に涙が出てきて、自分でも感情がよくわからなくなって、それでも言葉も涙も怒りも止まらなくて。
「なっ……」
「ひどいよ! わたし、ガキじゃないもん! チビじゃないもん! ユーヒって名前あるもん! しんちょーも、ちょっとみんなより小さいだけだもん。一年生でいちばん小さいけど、いちばんまえだけど……でもチビじゃないもん……」
「お、おい……」
私はその頃、成長ホルモンの関係で身長があまり伸びずに周りより背が小さいことを気にしていた。
背の順でも常に一番前だったから、よくチビだと言われていて幼いながらにそれがすごく嫌だった。
それを初対面のお兄ちゃんの友達に馬鹿にされ、クソチビだなんて酷い言い方をされて。
きっかけなんて些細なことだ。
それが引き金のように、今まで積み重なってきた学校に馴染めないことへの寂しさや不安、怖さみたいなものが一気にのしかかってきてしまい、今までどうにか保っていた心の糸が切れてしまったのだろう。
私は感情のままに、泣き叫ぶように日向を責めたんだ。
酷い。好きで小さいわけじゃないのに。私だって友達ほしい。一人は寂しい。
多分、そんな気持ちをぶつけたと思う。
途中から本当に涙が出てきて、自分でも感情がよくわからなくなって、それでも言葉も涙も怒りも止まらなくて。