年上幼馴染の一途な執着愛
「だから、それからはなるべく夕姫に優しくしようって思った。また笑って欲しかったから、直接謝りたいと思って毎日星夜に約束取り付けるようになった。星夜には何も言ってなかったはずなのに、気がついたら全部バレてたよ。"お前、ユウのこと好きだろ?"って。そう言われた時、肝が冷えて冷や汗ダラダラだった」
「……なんで?」
「お前ら仲良かったから、もしかして夕姫にも言ってるんじゃないかと思って。でもアイツは夕姫には何も言ってなくて、ただ俺のことからかって面白がってるだけだったってわかってホッとしたよ」
「あぁ、そういうこと」
そういえば、子どもの頃何度か
"ユウ、お前日向のことどう思ってんの?"
って聞かれたことがあった。
当時はすでに毎日のように三人で遊ぶ仲だったから、
"もう一人のお兄ちゃんみたいな人かな"
った素で答えた気がする。
"あいつも報われねぇなあ"
なんて言って困ったような顔をしていたお兄ちゃん。もしかしたらそういうことだったのだろうか。
「でも最初は確かに星夜が黙っててくれて安心してたけど、夕姫があまりにも俺の事眼中に無いから逆に全部バラしてほしいって思う場面もあって。でもそれとなく聞いてもらったら俺のことはもう一人のお兄ちゃんとか言われるし。中途半端に仲良くなっちゃうと全然素直になれないしって拗らせて。……だから、お前が中学入ってすぐの時に彼氏ができたって聞いて、本当に人生終わったと思った」
「あ……でも、その頃って確か日向も女の子取っ替え引っ替えしてなかった……?」
中学に入ってからの日向は荒れてたのが落ち着き始め、その見た目の良さから次第にモテ始めた。
他校の女の子や高校生からもよく声がかかっていたらしいけど、当時は全部断っていたと聞いた。
だけど私が中学に入って入れ替わりで日向が高校に入ってからは、人が変わったように定期的に違う女の子を侍らせるようになった。
そのことで日向は女好きだっていう噂も流れて、日向を狙う人が格段に増えたんだ。
私が仲が良いのを知ってる人からは、何度も紹介してって頼まれたりもした。
その度にそういうのはって断ってたけど、次第に悪口を言われるようになってしまって。
多分それがトラウマになってしまい、今も頼まれるとなかなか断れない性格になってしまったんだと思う。
「……なんで?」
「お前ら仲良かったから、もしかして夕姫にも言ってるんじゃないかと思って。でもアイツは夕姫には何も言ってなくて、ただ俺のことからかって面白がってるだけだったってわかってホッとしたよ」
「あぁ、そういうこと」
そういえば、子どもの頃何度か
"ユウ、お前日向のことどう思ってんの?"
って聞かれたことがあった。
当時はすでに毎日のように三人で遊ぶ仲だったから、
"もう一人のお兄ちゃんみたいな人かな"
った素で答えた気がする。
"あいつも報われねぇなあ"
なんて言って困ったような顔をしていたお兄ちゃん。もしかしたらそういうことだったのだろうか。
「でも最初は確かに星夜が黙っててくれて安心してたけど、夕姫があまりにも俺の事眼中に無いから逆に全部バラしてほしいって思う場面もあって。でもそれとなく聞いてもらったら俺のことはもう一人のお兄ちゃんとか言われるし。中途半端に仲良くなっちゃうと全然素直になれないしって拗らせて。……だから、お前が中学入ってすぐの時に彼氏ができたって聞いて、本当に人生終わったと思った」
「あ……でも、その頃って確か日向も女の子取っ替え引っ替えしてなかった……?」
中学に入ってからの日向は荒れてたのが落ち着き始め、その見た目の良さから次第にモテ始めた。
他校の女の子や高校生からもよく声がかかっていたらしいけど、当時は全部断っていたと聞いた。
だけど私が中学に入って入れ替わりで日向が高校に入ってからは、人が変わったように定期的に違う女の子を侍らせるようになった。
そのことで日向は女好きだっていう噂も流れて、日向を狙う人が格段に増えたんだ。
私が仲が良いのを知ってる人からは、何度も紹介してって頼まれたりもした。
その度にそういうのはって断ってたけど、次第に悪口を言われるようになってしまって。
多分それがトラウマになってしまい、今も頼まれるとなかなか断れない性格になってしまったんだと思う。