年上幼馴染の一途な執着愛
挙式は本当に感動的だった。
美春さんを見つめるお兄ちゃんの視線が甘くて優しくて、こんな表情をする人だったんだと初めて知って驚いた。
同時に美春さんも幸せそうに微笑んでいて、お似合いの二人だなと見ているこっちが笑顔になる。
そのまま披露宴会場に移動し、私はお母さんの隣に腰掛けた。
日向は新郎の友人席に座っており、高校時代の友達たちと楽しそうにやっている。
途中で目が合って手を振ると、優しく微笑んでくれてどきりとした。
披露宴は滞りなく進んでいった。
今まで友達の結婚式には何度か行ったことがあるけれど、親族の式はもちろん初めてだからそわそわしてしまう。
日向以外に知り合いもそんなにいないし、私は両親や親戚たちの間で静かに皆の様子を見ている時間が多かった。
二人の生い立ちや馴れ初めのムービーでは当たり前のようにお兄ちゃんと日向、そして私の三人が写っている写真がたくさん出てきて、懐かしくて見入ってしまった。
お兄ちゃんと美春さん二人きりの写真以外にはほぼ必ずと言っていいほど日向が写り込んでいて、それを見たお母さんが
「日向くん、どこにでもいるわね」
なんて言うから笑ってしまった。
友人代表のスピーチはもちろん日向だ。
事前に聞いていたから驚きはしないけれど、なんだか私まで緊張してしまってごくりと唾を飲み込む。
だけどそんな私の緊張はどこかへ飛んでいくほど日向はいつも通りで、二人の出会いやお兄ちゃんに救われたこと、学生時代も今もずっと仲良くしてくれることへの感謝の言葉が並んでいた。
お兄ちゃんは終始恥ずかしそうに笑っていて、美春さんもそんな二人をよく知っているからか本当に嬉しそうに微笑んでいた。
美春さんを見つめるお兄ちゃんの視線が甘くて優しくて、こんな表情をする人だったんだと初めて知って驚いた。
同時に美春さんも幸せそうに微笑んでいて、お似合いの二人だなと見ているこっちが笑顔になる。
そのまま披露宴会場に移動し、私はお母さんの隣に腰掛けた。
日向は新郎の友人席に座っており、高校時代の友達たちと楽しそうにやっている。
途中で目が合って手を振ると、優しく微笑んでくれてどきりとした。
披露宴は滞りなく進んでいった。
今まで友達の結婚式には何度か行ったことがあるけれど、親族の式はもちろん初めてだからそわそわしてしまう。
日向以外に知り合いもそんなにいないし、私は両親や親戚たちの間で静かに皆の様子を見ている時間が多かった。
二人の生い立ちや馴れ初めのムービーでは当たり前のようにお兄ちゃんと日向、そして私の三人が写っている写真がたくさん出てきて、懐かしくて見入ってしまった。
お兄ちゃんと美春さん二人きりの写真以外にはほぼ必ずと言っていいほど日向が写り込んでいて、それを見たお母さんが
「日向くん、どこにでもいるわね」
なんて言うから笑ってしまった。
友人代表のスピーチはもちろん日向だ。
事前に聞いていたから驚きはしないけれど、なんだか私まで緊張してしまってごくりと唾を飲み込む。
だけどそんな私の緊張はどこかへ飛んでいくほど日向はいつも通りで、二人の出会いやお兄ちゃんに救われたこと、学生時代も今もずっと仲良くしてくれることへの感謝の言葉が並んでいた。
お兄ちゃんは終始恥ずかしそうに笑っていて、美春さんもそんな二人をよく知っているからか本当に嬉しそうに微笑んでいた。