年上幼馴染の一途な執着愛
「大事にしたい。絶対傷付けたくない。だけどそれと同じくらいめちゃくちゃに抱きたいと思うこともある。今もそう。……矛盾してるのはわかってるけど、夕姫を目の前にすると全然余裕無くなる」
「……でも、日向はいつも余裕に見えるよ。私ばっかり日向のこと意識して、私ばっかりが好きだなって思ってる」
「そんなことない。余裕に見えるように振る舞ってるだけ。本当は夕姫が嫌がってないか、夕姫を傷付けてないか、泣かせてないかちゃんと笑顔にできてるかって不安ばっかりだよ。昨日みたいに、ちょっと連絡取れなくなっただけで焦って不安でおかしくなる。俺が夕姫にとって最初の男じゃないってことにも、自業自得なのに嫉妬で毎日狂いそうになる。でもそんなのダサいだろ?だからなるべく夕姫の前では余裕のある男でいたい。まぁ、それも空回りしちゃうんだけどな。ただかっこつけたいだけなんだよ」
知らなかった。
私から見た日向は、いつも余裕たっぷりで私を導いてくれて優しく包み込んでくれる。
それなのに、ただ良く見られたいだけだなんて。かっこつけたいだけだなんて。
日向がそんなこと考えてるなんて、思わなかった。
「俺は、お世辞にも親に愛されたとは言えない。だからこそ愛し方を間違えて夕姫を傷付けてしまうのが怖いし、ある日突然いなくなるんじゃないかって考えると怖くてたまらないんだ」
日向は、いつも家に一人だった。
そうか。日向の心の奥底には、そんな恐怖や不安もたくさんあるんだ。
わかっていたはずなのに、いざそう言われると切なくて苦しくてたまらなくなる。
「私にとって、日向はいつでもかっこいいよ。でも、ダサくてかっこ悪い日向だって、不安で弱い日向だって私は大好き。どんな日向でも大好き」
「……夕姫」
「確かに私にとって日向は最初の男の人ではないけど……。でも、私は最後の男の人は日向じゃなきゃ嫌だよ」
日向の首に腕を回して、そっとキスをする。
「……でも、日向はいつも余裕に見えるよ。私ばっかり日向のこと意識して、私ばっかりが好きだなって思ってる」
「そんなことない。余裕に見えるように振る舞ってるだけ。本当は夕姫が嫌がってないか、夕姫を傷付けてないか、泣かせてないかちゃんと笑顔にできてるかって不安ばっかりだよ。昨日みたいに、ちょっと連絡取れなくなっただけで焦って不安でおかしくなる。俺が夕姫にとって最初の男じゃないってことにも、自業自得なのに嫉妬で毎日狂いそうになる。でもそんなのダサいだろ?だからなるべく夕姫の前では余裕のある男でいたい。まぁ、それも空回りしちゃうんだけどな。ただかっこつけたいだけなんだよ」
知らなかった。
私から見た日向は、いつも余裕たっぷりで私を導いてくれて優しく包み込んでくれる。
それなのに、ただ良く見られたいだけだなんて。かっこつけたいだけだなんて。
日向がそんなこと考えてるなんて、思わなかった。
「俺は、お世辞にも親に愛されたとは言えない。だからこそ愛し方を間違えて夕姫を傷付けてしまうのが怖いし、ある日突然いなくなるんじゃないかって考えると怖くてたまらないんだ」
日向は、いつも家に一人だった。
そうか。日向の心の奥底には、そんな恐怖や不安もたくさんあるんだ。
わかっていたはずなのに、いざそう言われると切なくて苦しくてたまらなくなる。
「私にとって、日向はいつでもかっこいいよ。でも、ダサくてかっこ悪い日向だって、不安で弱い日向だって私は大好き。どんな日向でも大好き」
「……夕姫」
「確かに私にとって日向は最初の男の人ではないけど……。でも、私は最後の男の人は日向じゃなきゃ嫌だよ」
日向の首に腕を回して、そっとキスをする。