年上幼馴染の一途な執着愛
「秋野さん、ランチ行くよー」
「はーい」
お昼休憩の時間、真山さんにつれられてフロアを出る。
向かった先は駅前にある和食のお店で、ランチで来るには少しお高めだけど個室がある落ち着いたお店だ。
中に入るとどうやら真山さんが予約してくれていたようで、奥の個室へ案内してもらった。
「すみません、私のつまらない話のために予約までしてくださって」
「なに、無理矢理聞こうとしてるのは私なんだからこれくらい気にしないで。今日のランチも私の奢り。いくらでも話聞くから、たくさん食べて元気だしな!」
「……ありがとうございます」
真山さんはその言葉通り、私に食べさせながら優しく話を聞いてくれた。
信明くんに二股かけられてたこと、なんなら私が浮気相手だったこと。
全部を話すと、真山さんは自分のことのように怒ってくれた。
「何それ!? 信じらんない!」
「真山さん、落ち着いてください、声が大きいです……」
「これが落ち着いていられるか!? 私の大事な後輩傷つけたんだよ!? なんなのよその男は!?」
「もう、真山さんがそこまで怒ってくれるだけで私は嬉しいです。一応もう吹っ切れてるんで、心配しないでください」
「秋野さん……」
私以上に怒り狂ってくれるから、私は反対に笑ってしまう。
日向も、お兄ちゃんも、真山さんも。
こんなにも心配してくれて、相手に怒ってくれて。
不謹慎かもしれないけれど、そんな人が周りにいることがとても嬉しいと思ってしまう。
「はーい」
お昼休憩の時間、真山さんにつれられてフロアを出る。
向かった先は駅前にある和食のお店で、ランチで来るには少しお高めだけど個室がある落ち着いたお店だ。
中に入るとどうやら真山さんが予約してくれていたようで、奥の個室へ案内してもらった。
「すみません、私のつまらない話のために予約までしてくださって」
「なに、無理矢理聞こうとしてるのは私なんだからこれくらい気にしないで。今日のランチも私の奢り。いくらでも話聞くから、たくさん食べて元気だしな!」
「……ありがとうございます」
真山さんはその言葉通り、私に食べさせながら優しく話を聞いてくれた。
信明くんに二股かけられてたこと、なんなら私が浮気相手だったこと。
全部を話すと、真山さんは自分のことのように怒ってくれた。
「何それ!? 信じらんない!」
「真山さん、落ち着いてください、声が大きいです……」
「これが落ち着いていられるか!? 私の大事な後輩傷つけたんだよ!? なんなのよその男は!?」
「もう、真山さんがそこまで怒ってくれるだけで私は嬉しいです。一応もう吹っ切れてるんで、心配しないでください」
「秋野さん……」
私以上に怒り狂ってくれるから、私は反対に笑ってしまう。
日向も、お兄ちゃんも、真山さんも。
こんなにも心配してくれて、相手に怒ってくれて。
不謹慎かもしれないけれど、そんな人が周りにいることがとても嬉しいと思ってしまう。