可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
看板のボタンを押す。すると、『開店中』の文字が表示された。
「さぁ! 開店よ!!」
「オー!!」
「キー!!」
ルシアが空に向かって拳を突き上げると、ニィとバンクも真似をした。
最初に訪れたのは、この工房を紹介してくれた万屋の店主だ。
周囲の店の主人たちを誘って開店祝いにやってきてくれた。
「おおー! これは便利な看板だね、ルシア」
「ありがとうございます! お店の中も見ていってください!」