可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
ニィは男たちが出ていくと、すぐに工房の鍵をかけた。
「もう! ルシアったら、むちゃするんだから!」
「キキキ」
バンクも怒ったように鳴く。
「だぁってぇ、ちょっと危ないくらいの方が面白い魔導具見られるんだもん」
ルシアはテヘっと笑い、反省の様子が見られない。
「ルシア、反省してない!」
「でも、ほら、やっぱり、面白い魔導具だったでしょ? 呪いよ? 呪い! 素敵じゃない?」
「素敵じゃない!!」
ニィが怒ると、ウルカヌスが笑った。