可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
■ ■ ■

 カンカンと鐘を打ち鳴らす音が響いてくる。

 ジューレ侯爵家のカントリーハウスの明かりが次々にともっていく。

「レモラ様、起きてください!!」

 ジューレ侯爵家のカントリーハウスを取り仕切るメイド長がレモラの部屋のドアを叩いた。

 反応がないため、部屋に入る。

 レモラは布団を頭からすっぽりと被り、ベッドから出る気はなさそうだった。
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