可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

「やりたいこと、守りたい者ができたのです」

「……ルシアという魔導具師か?」

 父からルシアの名前が出て、カイルは驚き動揺した。

「どうして……それを……」

「私はお前のことが気にかかるのだよ。だから、少し調べさせてもらった」

 カイルは気まずく俯いた。
< 295 / 458 >

この作品をシェア

pagetop