可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
しかし、眼鏡の男もレモラもその紙に疑問をもたなかった。それほど普通に見える紙なのだ。それに魔導具ペンで手紙を書く。
ルシアは書き置きをしながら思う。
(大丈夫。カイルなら気がついてくれるはず)
ルシアは紙の端に小さな小鳥の絵を描いた。書き終わると、魔導具ペンを胸にしまう。
「書きました」
レモラが内容を確認する。