可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「これって、ルシアが作った魔法の紙じゃない?」
「そうだ!!」
ニィは目を輝かせた。
「なら、もしかして」
カイルは思い、その紙の端に書かれていた、小鳥の図案を折ってみる。
すると、青い紙でできた小鳥はフワリと宙に浮いた。
「やっぱり……!」
カイルとニィは顔を見合わせる。