可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

「もちろんです、父上」

 侯爵は、ルシアを見て微笑んだ。

「長旅、大変だっただろう、早く部屋で休みなさい」

 そういう侯爵の後ろでは、眼鏡の男がバンクの入った網を掲げていた。

 ルシアはそれを見たら逆らえない。

 嫌々ながらも、言葉に従った。

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