可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「待ってくれ! ルシア! お願いだ。俺には君が必要なんだ!!」
すがるように振り絞られた絶叫に、ルシアはレモラに振り返った。
その肩をカイルが抱く。
ルシアは静かに頭を振った。
「もう、あなたたちの尻拭いはもうごめんです」
ルシアが答えると、ウルカヌスがプッと噴き出した。
「それはそうだな」