可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

「うっ!」

 バンクはローサから離れ、ルシアの肩に飛びのった。

「誰よ! こんなっ!」

 ローサは振り向き、顔を青ざめさせた。

「お父様!?」

 ルシアの父、ファクト子爵だ。

「旦那様……!」

 ローサが子爵を見上げると、ファクト子爵は眉間に皺を寄せた。
< 399 / 458 >

この作品をシェア

pagetop