可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
カイルは感動で身震いする。
「ずっと探していた天才魔導具師がルシアだったなんて……!! こんなふうに出会えたのはペンダントのおかげだね!!」
興奮し、キラキラとした目を向けるカイルが眩しい。
ルシアは気恥ずかしく思いつつ、嬉しくもある。
「天才だなんて大袈裟よ。でも、カイルと出会えたのがペンダントのおかげなら嬉しいな」
ルシアは頬を赤らめ答える。
ふたりは見つめ合い、ニッコリと微笑みあった。