可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
2.療養という名の追放
翌日、ルシアは荷馬車に乗せられ、ジューレ侯爵家の領地へ向かっていた。
荷物は魔導具用の工具と着替え、お気に入りの魔導具などが入ったボストンバッグだけである。このバッグも実は魔導具で、見た目よりも多くの品物が入っているが、とても軽い。
行く先は、閉山になりそうな鉱山だ。療養とは名ばかりの追放である。
しかし、ルシアは喜んでいた。
(やっと、あの家から解放される!!)
そう思えば追放も希望に満ちた旅路となる。
「でも、魔導具の管理は大丈夫かしら? 引き継ぎ書は作ってきたし、レモラ様にもひととおりは教えてあるんだけど。実務経験はないから、すぐに呼び戻されそうで心配だわ」
ルシアは思いつつ、追放生活を堪能しようと心に決めた。
荷物は魔導具用の工具と着替え、お気に入りの魔導具などが入ったボストンバッグだけである。このバッグも実は魔導具で、見た目よりも多くの品物が入っているが、とても軽い。
行く先は、閉山になりそうな鉱山だ。療養とは名ばかりの追放である。
しかし、ルシアは喜んでいた。
(やっと、あの家から解放される!!)
そう思えば追放も希望に満ちた旅路となる。
「でも、魔導具の管理は大丈夫かしら? 引き継ぎ書は作ってきたし、レモラ様にもひととおりは教えてあるんだけど。実務経験はないから、すぐに呼び戻されそうで心配だわ」
ルシアは思いつつ、追放生活を堪能しようと心に決めた。