俺と婚約してよ


こうなったのは、何もかも............



──────私自身の責任。



(大河くんのこと、拒絶したからだ......っ、)



あんな、あからさまに、
拒絶はし過ぎだったんじゃないか?とは思うけど。



もう、どうすることも、
出来ないところまで来ているのがいま。



お昼休みには、毎日、
2年生や3年生の先輩が見に来て、
噂されるのはあと何日続くのだろう?



ううん。



そんなこと考えたってしょうがないよ.........



そう思っていると。



「矢沢風子さん、いる?」



私を呼ぶ声が聞こえてきて、
反射的に声のする方を見ると。



そこに立っていたのは.....................



とても綺麗な先輩。


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