先輩!
「先輩と話し合ったんですけど、自然の流れに任せることにしました。自分たちから言う事でもないですし」
「そっか。うちの会社社内恋愛禁止じゃないし、部署内カップル結構いるしね」
「先輩もそう言ってました。だから穂乃果さんと野口さんだけです。直接ご報告したの」
「嬉しい。わたし芽衣ちゃんの特別」
「はい。穂乃果さん大好きです」
「あーん。わたしの芽衣ちゃん久保氏に奪われたー。そのうちおおかみに食べられるんだー」
ぽぽぽ、と自分の頬が赤くなるのがわかった。どうしよう言えない。付き合ってその日に泊まって食べられ済みなんて言えない。
でも目ざとい穂乃果さんが、わたしの変化に気付かないはずもなく。
え、え、え、待って待って。と目を大きく見開いた穂乃果さん机に身を乗り出してきた。
ですよね。
「金曜日、先輩の家に泊まりました」
「やっぱりー!!!久保さんヤバ!」
「穂乃果さん!声!」
慌てて口を両手で覆った穂乃果さんが早口で妄想をまくしあげる。
「久保氏にはドSに攻めて欲しいところだけどどうなんだろー。恥ずかしがる芽衣ちゃんをさらに追い詰める言葉責め...(中略)...鏡の前で羞恥プレイ。で?実際はどうだった?」
ハレンチな言葉の数々に背中に汗がにじみそう。
「2人だけの秘密です」
やっと絞り出した回答が、結果的に穂乃果さんを打ちのめしたらしい。
「そっか。うちの会社社内恋愛禁止じゃないし、部署内カップル結構いるしね」
「先輩もそう言ってました。だから穂乃果さんと野口さんだけです。直接ご報告したの」
「嬉しい。わたし芽衣ちゃんの特別」
「はい。穂乃果さん大好きです」
「あーん。わたしの芽衣ちゃん久保氏に奪われたー。そのうちおおかみに食べられるんだー」
ぽぽぽ、と自分の頬が赤くなるのがわかった。どうしよう言えない。付き合ってその日に泊まって食べられ済みなんて言えない。
でも目ざとい穂乃果さんが、わたしの変化に気付かないはずもなく。
え、え、え、待って待って。と目を大きく見開いた穂乃果さん机に身を乗り出してきた。
ですよね。
「金曜日、先輩の家に泊まりました」
「やっぱりー!!!久保さんヤバ!」
「穂乃果さん!声!」
慌てて口を両手で覆った穂乃果さんが早口で妄想をまくしあげる。
「久保氏にはドSに攻めて欲しいところだけどどうなんだろー。恥ずかしがる芽衣ちゃんをさらに追い詰める言葉責め...(中略)...鏡の前で羞恥プレイ。で?実際はどうだった?」
ハレンチな言葉の数々に背中に汗がにじみそう。
「2人だけの秘密です」
やっと絞り出した回答が、結果的に穂乃果さんを打ちのめしたらしい。