先輩!
ほかほかとお風呂で身体が芯まで温まると、急激にお腹がすいてきた。

先輩が作ってくれたパスタをちょっとだけいただいた後、先輩に後ろから抱きしめられながらふわっふわな芽衣ヒツジを抱いてソファーでまったり。

今日はルームウエアと下着、基礎化粧品を持ってきた。先輩が「俺ん家に置いとけば?」と事前に言ってくれたからだ。

ベッドでのドSは影を潜めて、ただただ甘やかしてくれる先輩に思いっきり甘える。


くだらなくてバカ笑える。と先輩おすすめの5人組の動画をぼんやり見ながら、先輩の腕の中でここぞとばかりにくっつき放題だ。

つい2ヶ月前まで、上司である先輩とこんな風に過ごすことになるなんて、考えもしなかった。


「芽衣のかわいいが過ぎる」

動画を見ているはずの先輩が、唐突におかしなことを口走る。
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